ClientEarth
2024年11月12日
ClientEarthのCEOであるローラ・クラークOBE(大英帝国勲章受章者)は、2024年のTIME100気候リストに選ばれました。
ローラは、ブータン国王のジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュック、先住民保護団体Ridges to Rifflesの創設者エイミー・バウワーズ・コーダリス、グレナダ首相のディコン・ミッチェルらと共にリストに名を連ねています。
リストはこちらから。
ローラは、20年間公共政策に携わり、アフリカ、アジア、ヨーロッパで外交官として活躍した後、2022年9月にClientEarthに入職しました。
ClientEarthに加わって以来、ローラは、気候変動リスクの管理を誤ったとしてシェルの取締役会に対する画期的な訴訟、アマゾンの森林伐採や人権侵害との関連に対処していないとしてカーギル社に対する訴訟、不十分な気候変動計画をめぐって英国政府(2度目)に対する訴訟など、注目を集める訴訟をいくつかの監督をしてきました。
彼女のリーダーシップのもと、昆明・モントリオール生物多様性枠組みやEU森林減少規制、ポーランド初の気候変動法の起草など、適切な法的枠組みを確保するためのアドボカシー活動を展開しています。また、フィリピンでは弁護士を、中国では裁判官を養成し、コミュニティ・グループや先住民族が環境保護や権利擁護のために法律を利用できるよう支援しています。
ローラはまた、ClientEarthの新拠点での成長を指揮し、日本でのオフィス設立や米国での訴訟業務の立ち上げを統括しています。
ローラ・クラークOBEは次のように述べています:
「このような素晴らしい気候変動対策のリーダーや活動家のグループの中で、2024年のTIME100 Climateに選ばれ、身の引き締まる思いです。気候や自然の危機は、現代における最大の課題であり、このような素晴らしいグループらがこの活動に人生を捧げていることは、心強いことです。
ClientEarthは、環境を保護し、組織や政府の責任を追及するために日々活動している、創造的で献身的な人々からなる組織です。
ClientEarthの取り組みに私が最も興奮するのは、現状維持を目指す既得権益を擁護する道具と見なされがちな法律を、根本的に進歩的な方法で利用し、私たちが必要とする前向きな変化を促進しているときです。
現在、私たちはCOP29で、NDC誓約と排出量目標が政府の気まぐれではなく、法律の中で運用され、明記されるよう、気候変動枠組み法の制定を推進するチームを結成しています。
私たちは、将来の世代のために地球を守るために、大規模で、協調的な行動を必要としています。ClientEarthは、互いを支え合い、励まし合う斬新な組織や個人で出来上がっている生態系の一員であることを幸運に思っています。 この動きは日に日に大きくなっており、私たちは必ず勝利するという希望と決意を私に与えてくれます。」